高速画像処理を用いた知能システム実装プラットフォームと、その実ソリューションのご紹介

・高速ビジョン実装プラットフォームの概要

・エンターテインメントとスポーツサイエンス分野での展開について

対象のダイナミクスに即応可能な高速画像処理・高速映像投影技術は、プロジェクションマッピングに限らず高度なディスプレイ技術への応用展開が期待できる。本講演では、ダイナミックプロジェクションマッピングの派生として、可視化や高解像度化を目的とした動的投影技術の応用事例を紹介する。

高速ビジョンで対象物をリアルタイム・精緻に動きを止めず観察する技術は、ものづくり現場での外観検査等、多くの分野で活用が期待される。しかし実現には、短時間に大量画像を処理する高速画像認識が必要である。そこで本発表では、高速ビジョンの特性を活かした画像選択・アンサンブル認識による高速化手法を紹介する。

従来のビジョンを用いたシステムでは、高速化のために複雑な予測に基づいた制御が必要であったのに対し、高速センシングを用いたシンプルな制御で、位置誤差に対してロバストなロボットシステムを構築した。本講演では、その一例として精密部品の組立システムを紹介する。

高速ビジョンに加えて高速触・近接覚センサを備えたロボットシステムを紹介する。３つのセンシングにより、従来の高速物体トラッキングに加えて、高精度位置決めや高感度な接触検知、接触力のリアルタイム検出が実現される。これらのセンシングと機能をパッケージ化することでより高機能なFA応用の実現が期待できる。

講演終了後、引き続き会場において、セミナー登壇者等（石川副会長、各講演者ほか）により、参加者の皆様のご質問等に直接お答えするお時間を設けます。当日の講演内容だけでなく、個別の課題やご要望に関しまして、お気軽にご意見、ご相談をお寄せください。